毎年でも訪れたい、そんな地域が私には三つあります。
1)西アジア
2)西アフリカ
3)南太平洋
2009年のGWには、その三つの超お気に入りの中から3)南太平洋のある島に行ってきました。
このブログでも、何枚かの写真とともに、旅の印象を紹介する予定でしたが、思いとどまりました。私が離島を訪問する理由は、ビーチでのんびりするためでも、マリンスポーツをするためでもありません。そうではなくて、海で他の島や大陸から隔絶されている離島では、独自の文化と暮らしが息づいており、それを体験するためなのです。
ところが、離島の社会はとても小さく、誰もが誰もを知っているという意味でとても繊細ですから、私が写真や感想を開示してしまうことで、思わぬ波及をもたらすことが予想されます。また、ユニークな島の暮らしは、読者に面白おかしく捉えられて誤った未開なイメージだけが独り歩きしてしまうことも予想されます。
さらに、移住しようと思えばできるはずなのに、不便な離島にあえて住んでいる人たちというのは、ある意味非常にわけありで、島の生活を紹介するつもりが、住民の過去を暴いたり、プライバシーを侵害してしまう可能性があります。
ピトケアン諸島のケースがよい例です。
人口45人の世界最小の準独立国「ピトケアン諸島」は南太平洋の絶海の孤島ですが、その島の暮らしを露呈することになったSerpent in Paradiseの弊害については、島滞在中によく耳にしました。
http://www.amazon.co.jp/Serpent-Paradise-Dea-Birkett/dp/0330343378
そういった事態は回避しなければなりません。
もっと書きたいことがありますが、必要に応じて追記することにします。
とりいそぎ。
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